米大手金融グループゴールドマンサックスの幹部が、仮想通貨相場は今後さらに下落すると予測していることが30日、海外メディアの報道により明らかとなった。また、同報道ではこれを背景として、30日にビットコインやその他の仮想通貨相場が軟調であったと指摘している。

同報道によると、ゴールドマンサックスの投資戦略グループ最高責任者シャーミン・マサバーラーマニ氏は、「仮想通貨は、通貨の伝統的な役割である価値の交換手段、価値の測定単位、価値の保蔵手段といういずれの役割をも果たしていないという見解により、将来的にはさらに下落すると予想する。」と述べている。

ただし、ゴールドマンサックスについては今年5月、仮想通貨のトレーディング・デスクを設置する予定であることが報じられている。また、6月には、ブルームバーグによるインタビューの中で、仮想通貨のデリバティブ(金融派生商品)取引を検討していると発表している。