仮想通貨ビットコインは9日、いったん下げ止まった。市場では、仮想通貨ETFの承認は来年以降になるとの見方も浮上。引き続き売り圧力になったが、売り一巡後は買戻しが目立った。

6188.74ドルまで下落したあとは、6549.01ドルまで上昇。一目均衡表の雲の下限である6529ドル(72.5万円)水準も回復した。この水準を上回って引けると再び上昇基調に転じ、雲の上限である7793(86.5万円)を試す可能性もある。

米証券取引委員会(SEC)はヴァンエック・ソリッドエックス・ビットコイン・トラストのビットコインETF(上場投資信託)の上場申請の承認判断を少なくとも9月末まで先送りすると発表。初めてとなるビットコインETFが早くて今月に承認されると期待していた投資家に失望感を与えた。