沖縄知事選に立候補を表明している自由党幹事長の玉城デニー氏衆院議員(58)がツイッターで普天間基地閉鎖について訴えかけている。

30日に投開票が行われる沖縄県知事選挙。現在までに6人が立候補を表明しているが、実際には玉城衆議院議員と自民党と公明党、希望の党から推薦を受けている佐喜真淳前宜野湾市長(54)との一騎打ちの構図になると見られている。

ツイッターなどSNSを通じて選挙へ向けた動きや沖縄に対する想いを明かしている玉城議員だが、11日にもツイッターを更新。米軍が2017年度時点で、アメリカ国外にある米軍基地を前年度に比べ70削減したことが判明したことを報じるニュースを引用し、「米国は現実的な経費削減のための海外既存基地の閉鎖を進めている」と分析した。

さらに玉城議員は「日本政府から普天間基地など具体的に沖縄の海兵隊削減を強く求めれば実現性は高い」と、政府側が要求をすれば米軍基地徹底はありうることだとし、「抑止力になどなっていないオスプレイの配備撤回、世界一危険な普天間基地の無条件閉鎖・返還、辺野古基地断念は可能なのだ」と強い想いを語っていた。

しかし、このツイートに対し玉城氏のツイッターには、「日本のすぐ近くに中国や北朝鮮という国があることをお忘れですか?でなければ、こんなご発言はないでしょ」「そんな目先の経費削減のために米国は沖縄から撤退するわけはない。そんな寝言をツイートするようなレベルの人が知事選に立候補してるんだ」「米軍撤退後のビジョンを明確にすべき。無防備な沖縄では他国から侵略される危険性がある」といった冷静なツッコミが集まっていた。

辺野古新基地阻止を主張している玉城議員。果たして沖縄の有権者はどのような審判を下すのだろうか。