この世には様々な美味しいグルメが存在している。

その場所でしか味わえない美味しいグルメに出会うために、何時間も旅をしてたどり着く、時には1日以上かけてたどり着くという場所も存在しているのだ。

しかしながらそれだけの時間と労力をかけてでも味わいたい、そんな絶品のグルメは多くの人々を魅了してやまない。

そんな世界各地に存在しているグルメスポットの中でも、絶対に徒歩でアクセスしなければたどり着けない場所がある。

それが山小屋で味わう絶品グルメ。

平地を抜け、樹林帯を抜け、様々な困難の先にある山小屋は登山者を癒すためのオアシスのような存在なのだ。

今回はそんな日本各地に存在する様々な山小屋グルメの中から、北アルプス(飛騨山脈)の前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳の四座に囲まれた涸沢(からさわ)ヒュッテをご紹介したい。

・上高地から徒歩で約6時間、北アルプスのオアシスの1つ「涸沢(からさわ)ヒュッテ」
涸沢ヒュッテとは、北アルプス(飛騨山脈)の前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳の四座への登頂のためのベースキャンプの1つ。

どれも3000メートル級の山であり、中でも奥穂高岳は北アルプスの最高峰であり、富士山と北岳につぐ日本で3番目に高い山だ。そんなハイレベルな山へのアタックには、美味しい料理と休息が欠かせない。

そんな北アルプス最高峰へのアタックに必要不可欠な山小屋の1つこそ、涸沢ヒュッテなのだ。

涸沢ヒュッテにはいくつかのアクセスルートがあるが、最も安全なコースが徳沢、横尾を経由してアクセスするルート。

詳細は地図や書籍、情報サイトなどを参照して頂きたいのだが、徒歩で6時間はかかる場所にある。

そのため、残念ながら、気が向いたから明日食べにいこう、というような軽い気持ちではアクセスできない。

・「涸沢(からさわ)ヒュッテ」の名物と言えばおでん
上高地から6時間以上のトレッキングを経てたどり着く涸沢ヒュッテの売店では、そのトレッキングする価値のあるご褒美がある。

それが前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳の四座に囲まれた絶景だ。

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