スウェーデン第二の都市ヨーテボリ(Göteborg)は、ヨーロッパの海上交通の要である北海への出入り口として発展した湾岸都市。
かつてスウェーデン東インド会社が街に繁栄をもたらし、現在も自動車メーカーのボルボなどの有名企業の本社や工場が多くあります。
ヨーデボリといえば、新鮮な海の幸を使ったグルメが名物。
今回は一風変わった「魚教会」の名を持つ屋内マーケットを訪ねてみましょう!
ヨーデボリは市内中心部に運河が流れており、川沿いには美しい景観が続いています。運河沿いを歩いていると目に入る、ひと際目立つ建物が「魚教会」です。
昔は近くにある屋外の広場でマーケットが開かれていたり、運河に直接船で乗り入れ、船上で魚の販売などをしていました。
現在の建物が建てられたのは1874年。ヨーテボリの建築家Victor von Gegerfeltによって設計された建物は、ノルウェーの木造教会やネオゴシック様式などを織り交ぜたナショナルロマン主義の個性的な建築です。
魚介類専門のマーケットですが、特徴的なアーチ型の窓を持つ建物は一見すると教会のような外観なので、ヨーテボリの方言で「魚教会」を意味する「Feskekörka(フェスケショルカ)」と名付けられました。
見る角度によって、雰囲気が変わって面白いですね。