そんなマルメの建築の中で最も個性的な建物は、2005年に完成したスカンジナヴィアで最も高いビルであるターニング・トルソ(Turning Torso)です。
スウェーデンでは高層ビルは珍しく、スカンジナヴィアで一番といっても高さ190メートルほど。ターニング・トルソはマルメの街の至る所から姿を見る事ができます。
港町のマルメの以前の象徴的な建物は、高さ146メートルにもなる巨大なクレーンでした。
2002年に巨大クレーンが撤去された後、新しくマルメの象徴的な建物を創ろうというプロジェクトでターニング・トルソの建設が始まりました。
ターニングトルソは見る角度によって姿が違うのが面白いポイント。
最上階は一階と比較すると、90度もねじれています。
内側から見える景色も気になりますが、オフィスビルと高級マンションとして利用されており、残念ながら観光客向けには解放されていません。
近年、中東や中国を中心に超高層ビルの建築ブームが起こっており、いくつかねじれたデザインを持つビルもありますが、マルメのターニング・トルソが実は世界初のねじれ高層ビル。
マルメ市内中心部には徒歩圏内に個性的な建物が多くあるので、ぜひ街歩きを楽しんでみてください。
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