宿屋や食事処の店先に見られるのれんや千本格子の扉は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。電気もない当時は、格子のあいだから漏れる明かりが旅人たちを暖かく迎えていたのでしょう。
赤いポストや狸の置物など、いまではすっかり見かけることの無くなった物たちも、奈良井宿では当たり前のように各所で見かけることができます。まるでこの町の中だけ時の流れがほかの世界と異なるのではと思ってしまうほど。
ノスタルジックな町並みが、訪れる者の心をほっこりさせてくれる奈良井宿。ゆっくりと時が流れる宿場町を散策しながら、行きかう旅人たちで栄えた江戸時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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