ダブリンにあるもうひとつの大聖堂が、アイルランド最大の教会である聖パトリック大聖堂。
アイルランドにキリスト教を広めた聖人、聖パトリックゆかりの大聖堂で、5世紀の中ごろに聖パトリックがこの近くで洗礼を行い、人々をキリスト教に改宗していたという伝説が残っています。
アイルランド最大の祝日「セントパトリックスデー(聖パトリックの日)」のパレードの終点はここ。アイルランド人の心のよりどころといえるでしょう。
・国立考古学・歴史博物館でケルトの宝物を鑑賞
ケルトの文化を育んできたアイルランドの長い歴史と伝統にふれられるのが、「国立考古学・歴史博物館」。
1880年代にトーマス・ディーンの設計で造られたという立派な建物には、紀元前2000年から現在にいたるまでの、工芸品をはじめとするアイルランドの宝物の数々が収められています。
特に名高いもののひとつが、国宝の「タラのブローチ」。僧衣などを留めるためのものとして8世紀に制作された金のブローチで、アイルランドの金細工の最高峰といわれています。1200年以上も前のものとは思えないほどの美しい輝きには目を見張るばかり。
ほかにもアーダの聖杯や金の装飾品、9~13世紀のヴァイキングの遺品など、そうそうたる展示品が並んでいるにもかかわらず、なんと入場は無料。行かない手はありません。
・アイルランド国立美術館で巨匠の名画を堪能
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