■文在寅が反日事案を容認しながら目指す、アジアの未来とは?

【その4 個人崇拝から誕生する独裁者】

韓国メディアの報道より、文在寅大統領の支持率は一時的に83%に上昇しました。

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/30496.html

もちろん、北朝鮮と中国だと、総書記の支持率は永遠に100%です。ロシアの様に選挙があってもプーチン大統領のような高支持率は、韓国と似ているのではないかと思います。

世界中のまともな民主主義国家の歴代指導者の支持率を見比べると、7割を超える支持率はほとんどなく、反支持者は常に4割くらい存在しています。韓国が北朝鮮や中国のような個人崇拝の独裁者が誕生するかもしれない、という危機感を持つべきでしょう。

【その5 反日で自身の政権を固める】

文在寅政権以来、過激な反日の事案が急増しています。

慰安婦問題再浮上、議員の竹島上陸、観艦式の旭日旗バッシング事件、徴用工賠償、防弾少年団原爆(BTS)Tシャツ事件……。

これらはどれも、文在寅政権になびくがゆえの傾向といえるでしょう。一連の事件は、中国共産党のように自身の政治無策ぶりへの反発を外らせるために、歴史の捏造で対日の嫌がらせなどの行為を繰り返し、ポピュリズムを煽って政権を固めるという手口です。教育や日常的なメディアをコントロールして国民を誘導し、愛国ムードの正当性を高めよう工作しています。

現在、韓国の経済悪化と失業率上昇で、文在寅政権の無能ぶりが露呈しています。それにもかかわらず愛国反日路線を貫く文在寅政権は、まさに経済オンチの習近平主席と双子のような、「小中華」になってしまいます。

私は数年前に、Twitter上に「もし中国が民主化したら、台湾のような親日国家になるか、若しくは巨大な韓国のような反日国家に続けるか、後者の可能性が高い」と指摘しました。残念ながら、中国の民主化・韓国化の前に、先に韓国の中国化が急遽に進んでいます。

韓国が中国化した原因は、やはり共産主義のガン細胞に浸食されていることです。文在寅政権以来、急遽に南北統一や、北朝鮮の独裁政権に傾倒する韓国、北朝鮮に生まれ育った文在寅大統領は北朝鮮の共産主義イデオロギーに共感することが指摘されたように、韓国は中国、北朝鮮のような全体主義の国に逆行していると言えるでしょう。

その結果、民主主義選挙制度も崩壊し、日米韓の同盟関係はいつか崩壊することも予見できます。近い未来に中国、北朝鮮、韓国、ロシアと、日米台の対立化という新しい世界情勢になると考えられます。今、日本政府は韓国の「敵国化」を注目し、いざという時のため、韓国国籍者に対して日本への「入国ビザ免除制度」を廃止する必要に迫られることも、時間の問題ではないかと思います。