骨付きの生ハムや数種類のお肉、野菜などの旨味が溶けだしたスープは、奥深く、滋味あふれる味わい。どっしりとはしていますが、濃い・くどいということはなく、とても飲みやすいです。

スープを食べ終えると、空になったお皿に壺の中身をあけてくれます。ごろごろっとお肉とひよこ豆が出てくる様子は実にダイナミック!

コシードの具は家庭やお店によって多少異なるようですが、ラ・ボラでは、骨付きの生ハム、鶏肉、牛肉(赤身)、チョリソー、豚の脂身が入っていました。豚の脂身はそのまま食べるのではなく、パンなどに塗って食べることが多いとか。

じっくりと煮込まれたかたまり肉はほろっと崩れるほどの柔らかさ。ぽくぽくした触感のひよこ豆も食べ応えがあります(コシードには必ずひよこ豆が入るそうです)。

力強い味わいのリオハ産赤ワインがお肉がたっぷりの煮込み料理によく合います。

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