スペインの首都マドリードは、18世紀から王宮が置かれ、現在もスペイン王室の歴史が息づく町として世界中から多くの人が訪れます。

マドリードの中心地には、1km強の距離に「プラド美術館」「ソフィア王妃芸術センター」「ティッセン・ボルネミッサ美術館」の3大美術館があり、”芸術の散歩道”と呼ばれているそうです。

今回はその中の一つ、プラド美術館を紹介しましょう。

(プラド美術館正面にあるベラスケスの像)

世界三大美術館のひとつとも言われるプラド美術館(MUSEO NACIONAL DEL PRADO)は、1819年11月、国王フェルナンド7世の命により、スペイン王家の美術コレクションを「王立美術館」として公開したのが始まりと言われています。

2019年には開館200周年を迎えるプラド美術館は、3万点以上の絵画や彫刻を所蔵する、ヨーロッパでも屈指の美術館です。

通常展示されているのはその所蔵品の1/5ほどで、12世紀から19世紀のスペイン、イタリア、フランス、ドイツ、フランドル(現在のベルギー)の絵画が中心とのこと。なかでも、三大巨匠といわれるベラスケス、ゴヤ、エル・グレコによる絵画は必見です。

上写真はヘロニモスの扉と呼ばれる入り口で、入場券を持っている方はこちらから中に入れます。

入場券売り場はこの扉に向かって右側の別の場所、ゴヤの扉前にあるので、前売り券を持っていない方はそちらで購入しましょう。また、オンラインでも購入可能です。

平日にも関わらず、午前10時前にはすでに開館を待つ人々の行列ができていました。

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