世界にはたくさんの珍しい動物が生息しています。

日本の隣、中国にはパンダ、ロシアにもユキヒョウやホッキョクギツネなどの美しい動物たちが生息しています。

オーストラリアも珍しい動物の宝庫です。特にお腹に袋を持った有袋類はオーストラリアに多く生息しており、カンガルー、タスマニアンデビル、オポッサムなどがいます。

過去には世界中に存在していた有袋類ですが、現在はオーストラリアに多く存在しており、その理由は孤立した島であるオーストラリアには有袋類の敵となる捕食動物が少なく多く残ったと言われています。

今回は、そんな珍しい動物が生息しているオーストラリア・タスマニアのボノロング野生動物保護区(Bonorong Wildlife Sanctuary)をご紹介します。

ボノロング野生保護区は、1980年代の伝統的な野生動公園から野生動物保護区に改革された、タスマニア島で最大の保護区です。

この保護区ではスタッフが24時間体制で動物の保護や世話に当たっており、動物園とは異なり、保護動物を野生に返す活動を行っています。

彼らのボランティア活動は、毎年幾千も報告される動物の救助と世話ですが、その運営資金は、訪れる人の入園料で賄われています。訪れる人が多ければ多いほど、救われる動物も多くなる、サステイナブル(持続可能)な仕組みが構築されています。

主な保護動物には、タスマニアンデビル、カンガルー、ウォンバット、コアラ、エキドナ(はりもぐら)などの哺乳類のほかコカトゥーやインコなどの鳥類、ヘビなどの爬虫類もいます。

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