町の中心に立っているのは、バッハが1750年に亡くなるまで27年ものあいだ合唱団指揮者兼オルガニストとして務めていたトーマス教会。彼が指揮を執ったトーマス少年合唱団の伝統は、町の貴重な文化として現在まで受け継がれています。教会内にはバッハが眠るお墓があるほか、外には彼の像も。
美しいルネッサンス建築の建物は、旧市庁舎。内部は町の歴史を紹介する歴史博物館になっています。市庁舎の南にのびる「メドラー・パサージュ」には、ゲーテ作「ファウスト」に登場するファウスト博士とメフィストフェレスの像が。地下には若きゲーテも通ったと言われる老舗レストラン「アウアーバッハス・ケラー」もあり、ゲーテファンなら1度は訪れたい場所です。
今回紹介した4つのスポットのほかにも、エルツ山地の小さな町や各地に点在する古城など、ザクセン州には様々な魅力にあふれています。また冬に開催されるクリスマスマーケットを巡るのも良いでしょう。華やかなドレスデンのマーケットとは一転、小さな町では素朴で温もりの感じられるクリスマスマーケットが楽しめます。
様々な文化、芸術が息づくザクセン州で、みなさんもお気に入りの町やスポットを探してみてはいかがでしょうか?
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