高級磁器のふるさと「マイセン」

ドレスデンから電車で30分ほどの場所にあるマイセンは、高級磁器ブランド「マイセン」のふるさと。大戦で壊滅的な被害を受けたドレスデンとは対照的に、戦禍を逃れた古い木組みの町並みが残されています。

町を見下ろすようにそびえ立つのは、かつて王立磁器工場が置かれていたアルブレヒト城。磁器開発の製法が他に知られるのを恐れたアウグスト強王は、この城の中に磁器工場を設立し、さらに開発を続けたのでした。ここには、マイセン磁器の開発を成功へと導いた錬金術師ベトガーが軟禁されていたという悲しい過去もあります。

マイセン磁器の歴史や製法について学べるのが、町のややはずれにあるマイセン博物館。実際の製造過程を見ることができる見学用工房では、熟練された職人技に感嘆するばかりです。マイセンの食器で食事が楽しめるカフェ・レストランのほか、ショップやアウトレットも併設されており、ファンにはたまりません。

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