ボスポラス海峡によってヨーロッパとアジアに大陸が分かれるトルコ最大の都市、イスタンブール。黒海からマルマラ海に注ぐボスポラス海峡沿いには、多くの美しいエリアが点在しています。
そんな数あるボスポラス海峡沿いの美しいスポットの中でも、ひときわ人気のあるエリアがオルタキョイ(Ortaköy)です。
オルタキョイは、イスタンブールのヨーロッパ側に位置し、ボスポラス大橋とモスクが織りなす景観がなんとも見事な、旅行者にも人気のエリア。
オルタキョイの魅力は、まずはその美しい景観。
ボスポラス海峡に面して建つオルタキョイ・メジディエ・モスクは、1855年に完成したネオ・バロック様式のモスクです。外観の印象とは打って変わって、モスク内部は淡いピンクに染まる、まるでおとぎの国のような空間。
窓から見えるボスポラスの青とのコントラストは、ほかのモスクではなかなか味わうことができない魅力なのです。このモスクと、ヨーロッパとアジアを結ぶボスポラス大橋のコラボレーションは、オルタキョイの代名詞でもあります。
オルタキョイで楽しむことができるのは、美しい景色だけではありません。
モスクの近くには、おしゃれなカフェやレストランのほか、雑貨屋などのショッピングスポットもあります。
様々な楽しみ方があるオルタキョイですが、ここ来たらこれだけはしておきたい!ということといえば、ボスポラス海峡を眺めながら名物のクンピル(kumpir)を頬張ることでしょう。
クンピルとは、両手サイズの大きな蒸かしたジャガイモを半分に切り開き、チーズやオリーブ、ソーセージ、マヨネーズ、ケチャップなどのトッピングを乗せて、混ぜながら食べる、いわゆる食べ歩きに最適なB級グルメのようなものです。
オルタキョイには、このクンピルを売る屋台が無数にあり、名物になっています。
トッピングはどれだけ乗せても、ひとつ約25TL(約500円)からの屋台がほとんどです。ショーケースの中に並べられた色とりどりのトッピングを指さしながら注文できるので、トルコ語が分からなくても心配ありません。
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