ラーメン二郎は人類が生み出した最高レベルのハイスペック料理だ。山のように盛られた野菜、そこに大量の脂を注ぎ、ガッツリとニンニクを投入。超濃厚スープに沈むのは大量の極太麺で、店舗によっては生卵や魚粉もぶち込むことが可能だ。つまりさまざまな旨味を同時に豪快に堪能できる、究極のラーメンなのである。

・ジロリアンゴッドが愛する野菜ヌキ

そんなラーメン二郎をこよなく愛するのファンのことをジロリアンと呼ぶ。そんなジロリアンのなかでもランクがあり、最高位のジロリアンゴッドの域に達した者もいるという。そのジロリアンゴッドがこよなく愛するラーメン二郎のラーメンが「野菜ヌキ」なのだという。

<ジロリアンランク表>
インチキジロリアン: ジロリアンのふりをしている
ジロモドキ: 基礎知識がない自称ジロリアン
ミニジロリ: 二郎マニアになりかけ
ジロリアン: 二郎マニア
ジロリアンゴッド: 二郎を極めたジロリアンが神の領域に達した存在
ジロ神サマ: 基本的に目視で確認不可

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・言葉をなくすウマさ

ラーメン二郎の野菜ヌキとは、その名のごとく野菜が入っていないラーメンのこと。つまりモヤシやキャベツがいっさい入っていないのだ。麺、チャーシュー、ニンニク、脂だけである。どうしてラーメン二郎の野菜ヌキが美味しいのか? 実際に食べてみたのだが、確かにこれ、言葉をなくすウマさだった。

・ガツンと炭水化物と脂肪の旨味

野菜がないので、最初から脂とニンニクをたっぷり纏(まと)った麺をズズッと一気に食べることができ、ガツンと炭水化物と脂肪の旨味を味覚に送り込むことが可能。丼内のすべてをガッツリとかき混ぜて、脂とニンニクを麺にガッツリ貼り付ければ更なる美味しさが訪れる。

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