ジョ「ZDAは、Zcashの相互運用性に焦点を当てた最高レベルのチームであり、招待制のみの業界コンソーシアムです。最初の企業群としてConsensys、Agoric、Bolt Labs、Thesis、Kyber、そしてiqulsionが参加しています。ZDAは、Zcashを使用あるいはZcash上で開発しているプロジェクトを繋ぐリソースとしての機能にフォーカスし、コミュニティ向けの各種コラボレーションやハッカソンへの参加を呼び掛けていきます。」
−規制に対するZcashの取り組み
タ「Zcashは日本の取引所から取り扱いを中止されましたが、Binance、Coinbaseをはじめとするいくつかの取引所では現在もサポートされています。何がこの違いを生んでいるのでしょうか?」
ジョ「Zcashは、世界で最も広くサポートされている暗号通貨の1つですが、残念ながら日本の取引所ではサポートされていません。一方でニューヨークをはじめとする厳しく規制された管轄区域でもZcashはサポートされていて、例えばGemini、Coinbase、BitGoなどでは取引ができます。
2018年のCoincheckハッキングをきっかけとして、Zcashおよびその他のコインが日本で上場廃止となってしまいましたが、こうした規制当局の注意深い対応を私たちは尊重したいと思います。その後、将来的にZcashが日本の取引所で日本語で利用できるよう追加情報を提供する等、懸命に取り組んでいます。
最近では、規制に関する質問に対応するために、Rand Europeと米国を拠点とするRAND Corporationの両方からなる非営利の研究機関RANDに定量的および定性的な調査を依頼しました。その結果、Zcashは世界中で広くに使用され、十分にサポートされていますが、悪意のある人物はZcashを使用していないことが分かりました。」
−これからのデジタル経済とクリプト
タ「様々な機能を持ったプライバシー通貨が多くある中で、Zcashは暗号資産の世界でどのような存在になっていくでしょうか?」
ジョ「暗号化は健全なデジタル経済にとって必要な前提条件であると私は信じています。将来、個人、企業、政府も、金融取引のためのプライバシーと国内および国外の脅威に対する保護を必要とするでしょう。そのため、より多くのプロジェクトでプライバシーが追加され、「プライバシー通貨」の概念は存在しなくなると思います。すべての暗号通貨がプライバシー性を担保する必要が出てくるからです。
我々が行っている世界中の規制当局とのやり取りやマスアダプションに関する取り組み、および暗号化に関する深い経験において、Zcashはその業界をリードする態勢を整えていると思います。」
タ「最後に、日本のクリプトコミュニティに期待することはありますか?」
ジョ「期待ではありませんが、Zcashのさらなる発展とグローバルな採用を促進するため、私たちに協力してくれる強力なZcashersコミュニティを日本で構築できるよう願っています。」
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