大手暗号資産(仮想通貨)取引所のビットフライヤーは7日、2020年上半期に同社で口座を開設した顧客について、20代が最も多かったと発表した。日本のみならず、アメリカ、欧州連合でも同じく20代による口座開設者が最も多かったという。

同社が2020年8月7日~2020年8月24日にかけて行ったウェブアンケート調査によれば、2018年上半期は30~40代の顧客がメインだったのに対し、2020年上半期は20代の顧客の割合が2018年上半期比2倍以上に増加したもよう。

また、暗号資産への投資を始めようと思った理由については、「将来性がありそうだから」との回答が最も多く、回答の半数近くを占めたとしている。次いで、「少額から始められるから」、「勉強、経験になるから」、「今後利用が広がりそうだから」が続いた。同社は、「半数近くの顧客が暗号資産の将来性に期待している」ことがわかり、また、「短期的な利益よりも、中長期的な運用が多く選ばれる結果となった」と分析している。

最も期待している暗号資産については、約6割の顧客が「ビットコイン(BTC)」を選択し、続いて、「イーサリアム(ETH)」、「リップル(XRP)」に期待が集まったと伝えている。このほか、同社で8月に取り扱いを開始した「ネム(NEM)」、「ベーシックアテンショントークン(BAT)」が上位に挙がったとしている。