肉厚で一切れが大きく、かじりつくと表面のパリッとした食感のすぐあとに、ふわっとした柔らかさ、じゅわっとした脂が広がります。

超高温の地焼きだからこそ、これだけ旨みや脂肪分を閉じ込められるのでしょう。

うなぎのタレは、創業者の水野氏がサラリーマン時代に全国のうなぎ店を食べ歩き、店で分けてもらったタレの糖度と塩分濃度を分析し、名古屋で好まれる味を完成させたものだといいます。創業以来、継ぎ足してきた門外不出のタレです。

食べ進めていくと、ご飯の間にうなぎが入っているのも嬉しいサプライズ。タレのしみた少し硬めのご飯もおいしく、箸を動かす手が止まりません。味もボリュームも大満足のうなぎ丼でした。

人気店ゆえに行列ができることも多く、店員さんの話では土日祝ともなれば1時間待ちもあるそうですが、並んででも食べる価値のある絶品のうなぎ丼、ぜひ一度味わってみてください。

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