メタ・ガバナンスは、有権者の無関心に悩む小口投資家と、認知過多に悩む大口投資家を一緒にすることで、それら双方の問題を解決します。メタ・ガバナンスは、双方に高度な関心度と十分な情報を持つ『プロ有権者』に投票権を委ねる能力を与えます。その結果、投票率の向上、効率化、より良い選択がなされるようになります。PPは、プロトコルのコミュニティにとって、純粋にポジティブな存在なのです。DAOの普及が進むにつれ、これらの問題を解決するためにPPが導入されることを期待しています。」

カイト(以下、カ)「PPは当初のメタ・ガバナンスというナラティブよりも、インデックスプロトコルとしての資産効率化に注力してるようですが、今後ガバナンスや投票に関するアップデートは考えていますか?」

「トークンを効率的に集約するために、PPプロトコルは価値を提供する必要があり、最も重要であるリターンも提供しなければなりません。インデックスはリターンを提供するための最適な手段であり、それはメタ・ガバナンスにも当てはまります。近い将来、メタ・ガバナンス・ポータルをリリースし、PPのガバナンストークンであるCVP保有者がプロトコルを構成する際にシームレスに投票できるようにすることを計画しています。」

カ「メタ・ガバナンスにおいて、クリプト以外のOSS開発でのガバナンスへの応用については、どう考えていますか?」

「素晴らしい質問ですね!私たちは、従来の組織のガバナンスや政治が、まったく同じ根本的な問題にさらされていると考えています。暗号通貨、特にDeFiは「サンドボックス」の役割を果たしています。私たちは、『Quadratic Voting』のような異なる投票方法が、従来のガバナンスでどのように作用するかを観察しています。

今、私たちが開発、検証しているものは、OSS開発の未来だけでなく、社会全体の発展の未来にとっても基本的なものになると信じています。」

信玄「インデックス系プロダクトはIndex CoopやPieDAO等ありますが、その中でPPの差別化ポイントはどこにあるのでしょうか?」

「PPは、高度にコンポーザブルであり、メタ・ガバナンスを提供することで、リターンを最大化し、リスクを最小化するスマート・インデックスの構築に取り組んでいます。PPは、ダイナミックAMMを導入している唯一のインデックス・プロバイダーです。 ダイナミックAMMは、急速に変化する環境に対応して、AMM方程式におけるインデックスのウエイトを変更することができます。PPのダイナミックAMMは、外部のコントローラ・シグナルを使用してウエイトをリバランスします。

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