米投資会社Titanは11日、「Titan Crypto」を正式にローンチしたことを発表した。

Titan Cryptoは、米国の投資家が利用できる、史上初の仮想通貨のアクティブ運用ポートフォリオである。長期的な時間軸で利益を獲得するために、5から10種類の仮想通貨をバスケット型で運用する仕組みだという。アナリストのGritt Trakulhoon氏が率いる仮想通貨の専門的な知識や経験を持ったTitan Cryptoの投資チームが、パフォーマンスに基づいて、ポートフォリオに含まれる仮想通貨を毎月調整する。戦略的な投資と管理を徹底し、顧客に多大な価値と大きなリターンをもたらすことを計画しているようだ。

Titanの顧客は、暗号通貨に関する知識や理解がなくても、同社のアプリから仮想通貨投資にアクセスすることができる。同社の共同創設者Clay Gardner氏は、「仮想通貨とブロックチェーンプロトコルの導入は急速に進んでおり、このトレンドは構造的かつ長期的なものであると予想している。仮想通貨をポートフォリオに入れるべきかどうかの問題ではなく、どのような割合で入るべきかの問題だ。」と述べている。

Gardner氏はCoinDeskに対し、同社は時間をかけて、分散型金融(DeFi)トークンを取り扱い、ステーキングやレンディングなどのユーザー向けの機能を追加していきたいとも述べたようだ。

Titanは、大手のFidelityやBlackRockに対抗すべく、スマートフォンなどのモバイル機器で投資できることを重視したサービスを一般投資家に提供している。現在は3万人以上の顧客がおり、約6億ドルを運用している。また、7月に同社は、暗号投資で知られるベンチャーキャピタルのAndreessen Horowitz(a16z)が主導するシリーズB資金調達ラウンドで5800万ドルを調達した。オデル・ベッカムJr.、ウィル・スミスなど、プロスポーツ選手や著名人が参加したようで、これまでに合計で7,500万ドルの資金を調達している。