以下は、フィスコ・マーケットレポーターのタマラ・ソイキナ(ツイッター@ crypto_russia)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2021年8月23日に執筆
最近日本の仮想通貨(暗号資産)取引所で新しく海外のブロックチェーンプロジェクトが上場する事例が増えてきました。日本ではあまり知られていなくても、世界的に大きなコミュニティを持ち、将来性のある野心的なプロジェクトは多くあります。
今回は、あらゆる取引所プラットフォームが決済をサポートするために使用する新しい決済レイヤーを構築するためのグローバルな分散型プロジェクト、Project TXAのディレクター、クラレンス・リュウ氏がインタビューに答えてくれました。
Q. Project TXAとTacenについて簡単に紹介していただけますか?
A. 混同されることが多いため、Project TXAとTacenの違いを明確にさせてください。Project TXAとTacenは、それぞれ別のリソースやプロジェクトを持つ別組織です。Project TXAとTacenは、CEXが仮想通貨市場のボリュームの大部分を支配しているという現状は、仮想通貨やブロックチェーンなどのDLTの分散的な理想とは異なるという信念のもとに連携しています。
Project TXAは、グローバルな分散型決済レイヤーと流動性プールを構築する画期的な取り組みであり、現在、中央集権型取引所(CEX)でしか提供されていない決済スピードを実現することが期待されています。これは、TXA分散型決済レイヤーと呼ばれ、どの取引所でもP2Pかつノンカストディアルで決済を処理するために使用することができます。すでに、既存の取引所事業者や将来の取引所運営者が、私たちの技術プラットフォームの試用に関心を示しています。
一方、Tacenは、米国に本拠を置く最先端のソフトウェア企業で、取引所技術の開発などを主導しており、TXA分散型決済レイヤーの利用も計画しています。
Project TXAとTacenが独自に構築している最終的なソリューションは、高速な取引所のオーダーマッチングと非拘束型の分散型決済システムを組み合わせたハイブリッドソリューションであり、これをハイブリッドDEX(hDEX)と呼んでいます。
Q. hDEXの特徴を分かりやすく教えてください。