米決済大手Block(旧スクエア)が運営するCash Appは15日、暗号資産(仮想通貨)や株式をギフトとして贈ることが可能になると発表した。

ユーザーは、Cash Appで1ドルからビットコイン(BTC)や株を送ることができるようだ。また、ユーザーが既存のビットコイン残高だけでなく、Cash Appの米ドル残高またはデビットカードを使ってビットコインを送れるようになった。ギフトを受け取った人は、受け取った時点の資産の時価を受け取ることになるが、受け取る側が株式やビットコインのギフトを受け取りたくない場合は、代わりに米ドルでギフトを受け取ることを選択できるという。

同社のTwitterでは、「現金を送るのと同じくらい簡単で、株やビットコインを所有していなくても贈ることができる。」と述べられた。StockpileやCoinbaseなどのサービスでも株式や仮想通貨を贈ることができ、14日にはロビンフッドが仮想通貨をギフトとして贈る機能をテストしていると報じられていた。

米決済大手スクエアは1日に社名をBlockに変更した。ブロックという名前には、ビルディングブロック、近隣のブロックとその地域のビジネス、ブロックチェーンなど、スクエアに関連する意味が込められているという。

共同創業者兼CEOであるジャック・ドーシー氏はビットコインを高く評価しており、ツイッター社のCEO退任やブロックへの名称変更によって、さらにブロックチェーンや暗号資産関連の分野に注力するのではないかとの憶測が広がっている。ドーシー氏率いるBlock社が、今後どのようにビットコインのプロジェクトや暗号資産関連の事業に取り組んでいくか引き続き注目が集まるだろう。