ベンチャーキャピタルのSeven Seven Sixは18日、Polygonと2億ドル規模のファンドを立ち上げると発表した。

同ファンドは、ポリゴンの技術をベースにしたWeb3.0ソーシャルメディアとゲームアプリケーションを開発するスタートアップの株式やトークンラウンドを支援するようだ。資金調達は、PolygonのMATICトークンではなくドル建てで行われるという。

Seven Seven Sixは、「Polygonとの2億ドルの共同イニシアチブを発表することに興奮している。ソーシャルメディアとWeb3.0で構築されているプロジェクトを支援することで、人と人がバーチャルに繋がるためのより良い方法を模索します。」と一連のツイートを投稿した。また、Web3.0はまだ初期段階にあり、現在大きなチャンスはゲームとソーシャルメディアにあることにも触れた。

Polygonは今月初めに、Lumos Labsと共同でWeb3.0領域のインドのスタートアップを支援するPolygonLEAP Accelerator 2021を立ち上げた。また、9日にはゼロ知識証明(ZK)の技術を開発する「Mir」を買収した。Seven Seven Sixは先月、Solana Venturesに参加して、Solanaのブロックチェーン上の分散型ソーシャルメディアプラットフォームに1億ドル投資する計画があると報じられた。

株式会社グローバルインフォメーションは、世界のブロックチェーン市場は2021年の49億ドルから2026年には674憶ドルにCAGR(年平均成長率)68.4%で成長すると予測されている、と15日に発表した。この成長の主な原動力は、ベンチャーキャピタルからの資金提供やブロックチェーン技術への投資の増加、銀行業務やサイバーセキュリティにおけるブロックチェーンソリューションの広範な利用、などが挙げられている。今後もブロックチェーンを基盤としたWeb3.0領域への投資やプロジェクトの成長には注目が集まるだろう。