できたての本わらび餅はわずか3分で食感が変わります。店内で練り上げた本わらび餅をその場でいただくからこそ“究極”ともいえるわらび餅が体験できるのです。

まずは練り上げたばかりのまだ温かい本わらび餅そのままの食感とお味を楽しみます。スプーンですくおうとしてびっくり。あまりの柔らかさにわらび餅がすくいきれず逃げてしまうほど、とろっとろなんです。

わらび餅好きの筆者は、わらび餅で有名な京都の甘味処にいくつも足を運んできましたが、こんな感覚は初めて。口に運ぶと、口の中で溶けていくようななめらかさと、滋味深い優しい甘さが広がります。

この本わらび餅「至高」は、食べ方によって食感の変化が楽しめるのもポイント。わらび餅をスプーンですくって氷水に浸して冷やすと、とろっとろの食感が少し引き締まり、適度な弾力が出てくるのです。食感の変化を楽しみながら、自分の好みの食べ方をさぐってみてください。

そのまま食べてもおいしいですが、お好みで自家製こし餡、丹波黒豆きな粉、波照間産の黒蜜とともに食べると、味や香りのバリエーションも広がります。

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