大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは21日、世界的なプロテニスプレーヤーである大坂なおみ選手がFTXのグローバルアンバサダーに就任したと発表した。
大坂選手は、暗号資産分野における女性のアクセスと機会を増やすための長期的なパートナーシップを提携したようで、取引所の株式を取得し、仮想通貨による報酬を受け取る予定だという。今後、FTXの包括的なパートナーとして競技中にロゴを着用し、若い女性向けのコンテンツを制作していくようだ。
大坂選手は、FTXと提携する最初の主要な女性プロアスリートの一人となる。アンバサダー就任にあたって大坂選手は、「私たちは、暗号資産業界に女性がいかに少ないかについての統計を見ており、他の金融市場で見られる不平等を反映しているようなもの。暗号資産は、誰もがアクセスでき、参入障壁を打破するという目標で始まっており、その使命に立ち返り、より多くの人がアクセスできるように、FTXと提携することに興奮しています。」と述べた。
また、FTXは、ナイキ、ローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団と共同で設立した大阪選手の慈善団体「プレー・アカデミー」に慈善寄付を行うようだ。プレー・アカデミーは、2020年に東京で発足し、ロサンゼルスとハイチに拡大しており、地域のスポーツ団体に助成金と能力開発トレーニングを提供し、楽しくて前向きな体験を重視している。
FTXはこれまで、アスリートのスポンサーを獲得するために積極的な支出を行ってきた。MLBと長期のパートナーシップを締結し、審判員はFTXのロゴをユニフォームに付けており、NFLの伝説的なクォーターバックであるトム・ブレイディとその妻ジゼル・ブンチェン氏など多くの著名アスリートとも契約を交わしてきた。また、ロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平選手も、グローバルアンバサダーに就任している。
海外の暗号資産取引所がマーケティング戦略の一環としてスポーツ界との連携を強めていることは明白である。今後も、国内外の暗号資産取引所がスポーツチームとパートナーシップを締結していく動きに注目が集まりそうだ。