ワット・シースパンは、1500年、マンラーイ王朝ムアン・ゲーオ王の時代に建てられました。ところが当初から現在の姿であったわけではなく、今のように一面が銀色に様変わりしたのは2000年代に入ってからといわれています。仏教寺院としては一風変わったデザインからも、お堂の新しさがうかがえます。

意外だったのが、これほどまでに圧倒的な存在感を放つお寺にもかかわらず、観光客があまりいなかったこと。特に外国人観光客の姿が少なく、ワット・シースパンを訪れる人の多くがタイ人のようです。

なお、ワット・シースパンは礼拝堂内部も一面が銀色に輝いていてとても幻想的なのですが、女人禁制のため、筆者は中に入ることはできませんでした。

あなたが男性ならラッキー。ぜひ中に入ってその比類なき空間を瞼の裏にしっかりと焼きつけてはいかがでしょうか。もちろん、外から眺めるだけでも、訪れる価値は十分すぎるほど。

このお堂を目にしたら、きっと誰もが「手仕事」のパワーに圧倒されること請け合いです。

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