インドネシアのスカルノ元大統領第3夫人でタレントの「デヴィ夫人」ことデヴィ・スカルノさんが4日、バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に出演。自身の結婚観について「愛よりお金」と発言したことがネット上で話題になっている。
この日、2年ぶりとなった企画「デヴィ女子会」でドバイロケに臨んだデヴィ夫人。出川ガールズに「お金と愛はどっちが大事ですか?」という質問を投げられると、愛して愛して愛して大好きな年間200万円の収入の人と、年間200億円の収入の人の2択を出し、「どちらを選びますか?」と逆質問。これに対し、出川ガールズの3人が「200万でも愛してる人」と口を揃えると「みんなバカだわ」とバッサリ。「どんなに愛してても(年間200万と人と暮らしていたら)他の人の生活を見る、他の人の住んでいるお家を見る、他の人が着ているお洋服を見る……(そうなると)だんだん愛は失われていきます。でも、200億の人と結婚すれば愛がなくても尊敬と信頼はあるわよね。そうすると次第に愛は生まれます」と持論を展開した。
デヴィ夫人のこうした考えはこれまでにも何度も語られ、自身の著書やブログ、YouTubeで披露されてきたものだ。2018年7月には女性誌『with』(講談社)のインタビューで「わたくしだって『愛はお金では買えません!』なんていうことを信じていた純粋な娘時代もありましたが、人生の経験値が増えるほどそんなことが言えなくなってしまいました。もちろん、いろいろなタイプの方がいらっしゃるので『絶対にお金で愛が買える』とまでは言いませんが、たいていの場合は『お金で愛は買える』ものなのよ」としたうえで、「結婚生活で大切なことは、『尊敬』『信頼』『思いやり』この3つです。結婚生活をいかに素晴らしいものにできるかも、相手の男性に対してこの3つの気持ちを持ち続けていられるかどうかです。」「結婚は綺麗ごとではなく、リアルな生活のこと。そのためにもお金のことは避けては通れないことなのです」と回答していた。
デヴィ夫人の「愛よりお金」という発言はネット上でも大きな反響を呼び、「説得力ありすぎる」「デヴィ夫人が言うならそうなんだわ。愛がなくても尊敬と信頼があるなら愛は生まれる」「デヴィ夫人が言うと真実味がある」といった共感する声のほか、「薄っぺらすぎて笑うわ。つまるところ自己愛と物欲を言い換えてるだけやん」「くだらん。そりゃ相手によるだろ」などの否定コメントまで、さまざまな意見が寄せられていた。