11月3日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)が、北朝鮮によるミサイル発射で1時間遅れて放送となり、ネット上から「谷原不要論」が持ち上がっている。

この日、北朝鮮は7時40分頃に平壌・順安付近から長距離弾道ミサイルと見られるミサイルを発射。さらに8時39分頃には西部の平安南道・价川付近から短距離弾道ミサイルと見られるミサイルを2発発射した。

ミサイル発射当初、情報が錯綜し、日本の上空を通過したと報じられていたが、実際には日本の上空は通過せず。一方、北朝鮮は前日の2日から短距離弾道ミサイルを含むミサイルを20発以上発射。岸田文雄首相(65)は3日、「暴挙であり、決して許されるものではない」と、北朝鮮の連日のミサイル発射を強く非難した。

フジテレビでは、7時50分頃に発動された全国瞬時警報システム(Jアラート)を受け、同時刻から『めざましテレビ』(フジテレビ系)で北朝鮮のミサイルについて報道。その後、『めざまし8』が始まる8時を過ぎても『めざましテレビ』のメインキャスターである三宅正治アナウンサー(59)が情報を発信し続けた。

結局、『めざまし8』がスタートしたのは、北朝鮮のミサイルが日本列島を通過せずに落下したことが判明した午前9時。1時間遅れでスタートし、メインキャスターの谷原章介(50)と永島優美(30)アナウンサーが出てきたのは9時3分だった。その後、『めざまし8』では韓国・ソウルの繁華街である梨泰院で発生した雑踏事故に関する続報を報じていた。

この一幕にネット上からは、「こういう時に対応力ないから谷原じゃできないのか」「臨時はまだ無理なんだろうな」「こういう緊急ニュースも報道できないのに谷原いるの?」「ずっと三宅アナ1人とミサイルの話だけでどういうこと?延長になってるの?もう三宅さんじゃなくて永島アナと谷原にバトンタッチでよくない?」「フジテレビ。めざましを延長する形で、北朝鮮ミサイルを報道してるけれど。やっぱり谷原章介氏の失言を恐れてなのかなあ」という困惑の声が寄せられていた。

「谷原氏はもともと俳優。三宅アナは『めざましテレビ』のアナウンサーを10年務めていることもあり、報道への安定力はまったく異なります。今回の北朝鮮ミサイルは情報が錯綜しており、俳優の谷原氏が対応できないと判断されたのは当然のこと。しかし、ここ最近の谷原氏は、バス横転事故の中継先キャスターに『ブルーシートで運ばれていった中身はなんですか?』というトンデモ質問をしたり、梨泰院雑踏事故の映像を流したことについて『本当にすみません、この映像を何度も流しまして』と情報番組の役割を否定するような発言をしたりなど失敗続き。そもそも臨時の情報を扱えないような人間がワイドショー番組のMCをしていることが疑問で、今回の放送で改めて“居場所なし”を証明した形になりました」(政治記者)

谷原が臨時ニュースを扱える日は来るのだろうか。