SOMPOひまわり生命保険株式会社が、介護とお金に関する調査を行なった。その結果、「孫へおこづかいを渡すよりも、自分(祖父祖母)の老後に備えてほしい」と考えている人が多いことが明らかになった。

調査は、3歳から小学生の子どもを持ち、なおかつ親と離れて暮らす男女400名を対象に行なわれた。

20221025日~1027日に調査は行なわれたが、2022年年末の帰省については66.1%が「帰省する予定」と回答。規制緩和の影響で、多くの人が帰省するつもりでいることが分かった。

その一方で、「コロナ禍の影響で規制回数が減った」と回答した人は59.5%と半数を超えていて、祖父祖母と孫が会う機会が減っていることも読み取れた。

年末の帰省と言えば、孫にとっては祖父祖母からのお年玉が楽しみ。「帰省の際、孫(自分の子ども)におこづかいをもらいますか?」という質問には、22.8%が「必ずもらう」、39.0%が「だいたいもらう」と回答した。

その金額に関しては調査の結果、2021年の年間のおこづかいは平均で15270円。必ずもらっている層に絞ると、17.6%は5万円以上の高額のお金をもらっていることが分かった。

77.1%もの人たちが両親の介護に不安を感じている

こうした祖父母から孫へのおこづかいに関して、「お子さま(孫)へのお小遣いをあげるより、自分自身(祖父母)の老後の備えにあててほしいと思いますか?」と質問したところ、14.5%が「とてもそう思う」、38.3%が「まあまあそう思う」と回答した。

その理由としては、「自分の生活を楽しんでほしい」(73.9%)、「健康で長生きするために使ってほしい」(58.8%)というものがあった。回答の中には、「将来何かあっても自分では経済的に支援できない」(21.8%)というシビアなものも。

「経済的に支援できない」という言葉を裏づけるとおり、祖父母(自分の親)の介護の問題に関しては77.1%もの人が不安を抱えていることも、今回の調査で明らかになった。不安を感じる理由としては、「自分や家族の仕事と両立」(64.3%)、「認知症など精神的な疲労」(50.3%)、「経済的に十分な環境の準備」(48.7%)という回答が多数を占めた。

こうした結果をふまえて、SOMPOひまわり生命は「自身の“もしも”のために備えることも、長い視野で家族の経済的な負担を軽減することにつながる」と考え、「未来のおこづかい」というコンセプトムービーを公開した(https://www.youtube.com/watch?v=Zx5OTd9sInU)。

ムービーは、祖母・母・孫の交流を描きながら、その絆のための「家族がつながる介護保険」を紹介するものになっている。

3世代のフォトコンテストも実施

また、SOMPOひまわり生命は「3世代フォトコンテスト」も協賛。帰省の機会が減った家族がつながるきっかけになればという思いでスタートしたコンテストで、家族3世代の写真と思い出エピソードを投稿するものになっている(https://mirai-no-okozukai.com/)。

フォトコンテストの実施期間は、20221216日(金)~2023年1月22日(日)。応募の中から選出された作品は、JR新宿駅西口改札付近の広告スペース「新宿ブライトサインⅡ」に2023227日(月)~326日(日)に掲載される予定だ。