2月28日放送の『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(CBCテレビ・TBS系)に、タレントの鈴木紗理奈(45)がコメンテーターとして出演。町から誤送金された給付金約4630万円をネットカジノの決済業者の口座に振り込んだ電子計算機使用詐欺罪に問われた田口翔被告(25)に対し、斜め上から擁護し視聴者をあ然とさせている。
昨年4月に発生したこの事件。誤送金のあと、町側は全額返金してもらうために田口被告を銀行に連れて行ったものの、銀行の入口で田口被告は返還を拒否。その日のうちに約67万円が引き出され、その後、全額がネットカジノの決済代行業者の口座に振り込まれることに。
現在、町側は4630万円を全額回収済み。また、町と田口被告の和解も成立している。
この事件について紗理奈は、「本人は反省してる」としつつ、「もちろんやったことは悪いこと」としつつも、「ちょっと可哀想なのは、生活に困窮していて、まあそれもパチンコで自分でそういう状況に持って行ったから仕方がないんですけど。そういう困っている状況の中で誤振り込みされて」と田口被告の当時の状況について指摘。
その上で、「ちょっと色仕掛けに引っ掛かったじゃないですけど、そういう弱いところにつけ込まれたみたいな同情の余地もあって」と同情的に語った。また、紗理奈は「少し可哀想」と田口被告に同情。「誤振り込みをした阿武町の職員はなんの罪には問われないのかなという気持ちはあります」と、田口被告に誤送金をした町の職員が刑事的な罪に問われないことに対し疑問も呈していた。
しかし、この一連の発言に視聴者からは「業務上のミスとハニトラを同列に考えるとか何言ってんですかね」「理解に苦しむ」「オンラインカジノに使ったんですよ?生活関係ないですよね?」という困惑の声が集まっている。
「事件が明らかになった当初は、『そもそも誤送金がなかったら田口被告も罪を犯すことはなかった』といった同情の声はありました。しかし、町が誤送金に気づいたあとすぐに自宅に説明に行き、銀行まで連れて行ったことが報じられると、同情の声はなくなり、悪質な行為だという指摘が集まりました。また、紗理奈は今回『ハニートラップ』といった、あたかも町側が故意に誤送金を行ったかのような物言いをしており、余計に波紋を広げてしまったようです」(週刊誌記者)
なお、田口被告には懲役3年・執行猶予5年の判決が言い渡された。弁護側は判決を不服とし、即日控訴している。