3月30日(木)、東京都内にて江崎グリコ株式会社が、2代目グリコワゴンお披露目イベントを実施した。2代目グリコワゴンは、江崎グリコが本田技研工業株式会社(以下、Honda)と株式会社シバックス(以下、SIVAX)と共同で製作した。

初代グリコワゴンは、2010年に誕生。全国を縦断して、子どもたちに笑顔とグリコ商品を届ける活動を続けてきた。東日本大震災の被災地訪問も盛んに行なっている。 

2代目のグリコワゴンを作る構想は2021年春に始まり、「子どもたちの健やかな成長を応援したい」という思いを共に持つHondaがデザイン監修で協力することになった。

デザインに関して江崎グリコとHondaのスタッフがディスカッションする中で、「子どもを笑顔にしてくれるものは、子ども自身が知っているのでは?」という考えから、15歳以下の子どもたちからアイデアを募ることを決定。全国の子どもたちから寄せられた189件の応募作品をもとにデザインを作り上げた。車体に描かれた虹、ルーフに乗せられたお菓子などは、子どもたちのアイデアを活かしたものである。

特殊な形状の車両となったため、製作はモデルカー製作のプロフェッショナルのSIVAXが協力して行なうことになった。江崎グリコ、Honda、SIVAXのコラボで作り上げられたのが、2代目グリコワゴンなのである。

車両のお披露目には、7名の子どもたちがゲストとして招かれて、グリコワゴンにかけられた覆いを取るアンベールも担当した。2代目グリコワゴンのリアゲートには子どもたちとコミュニケーションを取れる仕組みが搭載されているが、その仕組みにも子どもたちは興味を引かれたようで、仕組みの表情が変わったときには大きな歓声を上げていた。

2代目グリコワゴンの今後の活動だが、4月12日(水)~4月27日(木)にグリコピア神戸(兵庫県神戸市)、4月29日(土・祝)~5月31日(水)にはグリコピア・イースト(埼玉県北本市)で展示イベントを行ない、そこから様々な展開をしていく予定だという。

江崎グリコ、Honda、SIVAXのコラボは車両製作で終わりではなく、今後の活動でも連携していく。なお、初代グリコワゴンは引退せず、初代と2代目の2台体制で活動を続けるとのことだった。

今後の詳しい活動については、グリコワゴンの公式サイトで発信していく予定だ。