4月12日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、「30-1グランプリ 2023」が行われ、スタジオに出演したタレントらが審査員を務めたが、ある人物の発言に不満の声が集まっている。

この企画は、お笑い芸人たちが30秒の短いネタを披露し、スタジオの出演者たちが審査員として王者を決めるというもので芸人は予選を勝ち抜いた40組で、5つのブロックに分かれてトーナメント戦を繰り広げる。

そんな中、問題となったのはAブロック。ここには前回も好評を博したものまねタレントのキンタロー。(41)が出演しており、「中国の京劇 変面のラスト30秒あたり」というネタを披露。独特のリズム感あるネタと、顔芸を取り入れたオチで、審査では5人中2票を獲得した。

一方、同票を獲得したのはお笑いコンビ・ラブレターズ。修学旅行のために国会議事堂の見学にやってきた学生がバンクシーらしき人を目撃するも、近づいたらそこに描かれていたのは、モノマネ番組での似顔絵を描いていたイラストレーターの針すなお先生(90)だった、というネタだった。

審査ではお笑いタレントのバカリズム(47)、ダウンタウンの松本人志(59)がキンタロー。、フットボールアワーの後藤輝基(48)、小籔千豊(49)がラブレターズに入れ、出川哲朗(59)だけがお笑いコンビ・スピーディーハンターに入れていたという結果に。このため、出川がもう一度選び直し、決勝ブロックに進む芸人が決定するという展開になった。

これに出川は「勘弁してよー!だから嫌なんだよ!」と叫び、「こんな責任重大なの……」と呟いていたが、最終的に選んだのはキンタロー。。その理由について、「松本さんとバカリズムさんが入れてるってことで、笑いのセンス的にそっちに入れておいた方が格好いいかな」などと明かし、スタジオからは「それはあかん」「それだめでしょ」という声が。また、同様にこの出川の言動に視聴者からも「最悪」「日和った」「出川はそういう男だ」「松本忖度」といったブーイングが集まっていた。

あくまで『水ダウ』内で行っているこの賞レース企画。芸人の評価に大きく繋がるものではないものの、「松本とバカリズムが選んでた」という安直な理由で決められるのではなく、せめて芸人たちの実力のみで白黒付けてほしいというのは視聴者なら当然の思いだろう。