西村康稔経済産業相(61)は14日、自身が所属し幹部を務める自民党最大派閥・安倍派(清和政策研究会)のパーティー券をめぐる裏金疑惑の報道を受け、官邸で松野博一官房長官(61)に辞表を提出した。13日に文春オンラインが西村経産相の裏金疑惑として“架空パーティー”を報道し波紋が広がっていた。

西村氏は記者団に対し「政治資金について国民に疑念を持たれ、政治不信につながっている。捜査も行われている中でけじめをつけなければならないと思い、国会終了を待って提出した」としたうえで、「こうした事態を招いていることについて、改めておわびしたい」と釈明。自身の疑惑に関しては「できるだけ早いタイミングで説明責任を果たしたい。捜査当局の求めがあれば全面的に協力していく」と語った。

自民党では、萩生田光一政調会長(60)も辞任の意向固め、きょうにも辞表を提出する意向だと伝えられている。