ビットコイン(BTC)は7万ドルを割り込み68584ドルまで反落し、3月25日来の安値を更新した。先週末に連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で利下げを急ぐ必要がないと、ハト派姿勢を弱めたほか、2月PCE価格指数が前年比で伸びが拡大するなどインフレも引き続き根強い証拠が示されたため利下げ先送り観測が強まったことが一要因になったと見られる。さらに本日発表された全米の活動状況を示すISM製造業活動も予想外に活動拡大域に回復し、金利先安観が後退しつつある。