10月3日(木)、東京都内にてパナソニック株式会社がメディア関係者を対象に「リフ活EXセミナー」を開催した。本来の自分自身のパフォーマンスを取り戻すための「リフ活」をテーマとしたセミナーを、パナソニックは2021年より定期的に実施している。

今回のセミナーには、日本ヘルスケア協会理事で帝京平成大学薬学部教授の小原道子さんが登壇。セルフケアの社会的ニーズとその背景についての講演を行なった。

小原さんによると、WHO(世界保健機関)ではセルフケアを「医療従事者や介護従事者の支援の有無にかかわらず、個人や家族、地域社会が、自らの健康を促進 ・ 維持し、病気を予防し、病気に対処する能力のこと」と定義しているという。

ドラッグストアが売上を伸ばすなどセルフケア需要が高まっている中、小原さんはセルフケアの以下の5分野、1疲労回復(アクティブレスト)、2睡眠、3オーラルケア、4たんぱく質、5菌活・腸活を注目のものとして紹介した。

2の睡眠は睡眠改善のアプリのニーズが高まるなど、関連市場が伸びを見せているという特徴がある。4のたんぱく質は老化対策にも効果があり、これからの高齢化社会では重要な存在になると見られている。

セルフケアに活用できる最新家電

セミナーの後半では、セルフケアに役立つパナソニックの最新家電の紹介が行われた。セルフケアに関する意識調査を実施したところ、睡眠・リラックス・食(胃腸)・オーラルケア・疲労回復が上位になったことから、発酵食品、口腔ケア、マッサージのための商品が取り上げられた。

発酵食品に関しては、自家製の「甘酒」が作れるホームベーカリー「ビストロ」が紹介された。ビストロではパンはもちろんのこと、菌活・腸活で注目されている発酵食品の甘酒を作ることが可能。ご飯と乾燥米麹を材料に簡単に作れる甘酒だが、今回は抹茶をプラスしたアレンジドリンクが取り上げられた。

口腔ケアでは、ジェットウォッシャーが取り上げられた。歯ブラシでも落としきれない汚れを落とすことができるジェットウォッシャーだが、水圧が強くなると洗浄力は高くなるものの歯ぐきへの負担も増えるため、パナソニックでは水圧の強さだけに頼らないスタイルを考案している。

水流に空気を混ぜ、気泡が弾ける力を利用して効率的に汚れを落とすことで歯ぐきへの優しさと洗浄力の強さを両立させているのだ。

マッサージでは、エアーマッサージャーのリフレシリーズ。「はくだけキュッとリフレ」は足全体をマッサージする機器だが、従来のものと違って装着が非常に簡単なのが特徴。マジックテープなどは使用せず、ただ足を突っ込むだけでOKで、どんなに疲れた状態でも簡単にマッサージを行うことができる。

マッサージはAI制御で1秒間に5回足の太さを検知、プロに学んだ狙いの圧を自動で調整しながらマッサージが行われ、短い時間でしっかりとリフレッシュすることが可能だ。

身体の疲れを溜め込まず、日々のメンテナンスを自分に施すのがリフ活だが、今回紹介された家電はどれも日々の生活で活用しやすく、リフ活を毎日の生活に簡単に取り入れることができると感じられるセミナーだった。