厚生労働省は、「就職氷河期世代支援に関する行動計画2024」の広報キャラクターとして俳優の風間俊介さんを起用した。

「就職氷河期世代支援に関する行動計画」は、バブル崩壊後の1990~2000年代に就職活動を行った世代を支援するためのもので、2019年から定期的に策定されている。この計画では全国と地方のプラットフォームを通じて就職氷河期世代の活躍の機会が広がるように継続的に取り組みを続けている。そうした活動のシンボルとなる広報コンテンツとして、風間さんが出演した動画などを制作。

動画内では、様々な専門窓口や具体的な支援内容を紹介。正社員を目指す人のための求人の紹介や職業訓練のあっせんを行なう「ハローワーク」、働くための一歩を踏み出したい人のための就労支援プログラムを提供する「サポステ」、ひきこもりなどのための各種支援機関などが取り上げられている。

風間さんは今回の出演に関して、「高校に入るくらいの頃からニュースで就職氷河期というワードが飛び交うようになったというイメージがあります」「僕らは不利な戦いをしなければならないのだろうかと思っていました」とコメントし、就職氷河期世代に「勇気が必要なことは重々承知で一歩を踏み出してほしいなと思います」と励ましのメッセージを送った。

厚生労働省では、就職氷河期とその家族のための支援、雇用する事業主のための助成金に関する情報などを特設サイトで案内している(https://www.mhlw.go.jp/shushoku_hyogaki_shien/)。