昨今、男性の身だしなみに対する意識は大きく変化している。ビジネスでも日常でも、一にも二にも、「清潔感」を大事にしたいもの。とくに夏場となれば、より一層ボディのセルフケアは大切になってくる。清潔感の維持のために自宅で手軽にセルフケアへのニーズ、快適に使用できる製品への注目は高まるばかりだ。
そんな中、7月23日(木)都内にて、パナソニックによる新「ラムダッシュ」シリーズの展開、手のひらサイズの小型メンズシェーバー「ラムダッシュ パームイン」新製品についての発表会が開催された。
男性が美容に取り組むことに対してポジティブに捉える人が多い
会場に多くのメディアが集まる中、パナソニック株式会社 ビューティ・パーソナルケア事業部 パーソナルブランドマネジメント部 部長・川治久邦氏が登壇。男性の身だしなみへの意識の変化を背景に、男性向けの化粧品市場は高い成長が見込まれており、シェーバーなど関連機器の市場も同様かそれ以上の成長が見込まれているという。男性が美容に取り組むことに対して、女性は8割、男性自身の7割が非常にポジティブに捉えているというデータもあるそうだ。そこで最も重要視されているのは、「清潔感」である一方、特に若年層では、快適さや心地よさ、自分らしさを表現できることや自信を持てることが、美容に取り組む上での重要ポイントになっているとのこと。男性美容市場は、単なる身だしなみから、「自分らしく整え、自分らしく生きる」ための自己表現の世界へ広がりつつある。
独自のコアテクノロジーと生活者視点での研究開発力を武器に、新しいライフスタイルそのものを提案し、市場を切り開いてきたパナソニックでは今回、新しい「ラムダッシュ」シリーズとして、「ラムダッシュ パームイン PRO 6枚刃」の3機種(ES-P690U/ES-P680U/ES-P650U)を9月上旬に発売する。また、6月に発売された「ボディトリマー」、そして年末には「ヘアカッター」を刷新して新発売。これらの商品すべてを「ラムダッシュ」シリーズとして展開すること、さらに今後は、シェーバー・グルーミング商品の研究開発、培ってきた知見を基盤に、化粧品やスキンケアといった家電以外の領域にも踏み込んでいくという。
「ラムダッシュ パームイン」新製品はシリーズ初の6枚刃システムを採用
パナソニック株式会社 ビューティ・パーソナルケア事業部 パーソナル国内マーケティング課 田中亨氏が登壇して、「ラムダッシュ パームイン」新製品について説明を行った。「ラムダッシュ パームイン」が好調な理由として、性能の高さに加え、既存のシェーバーのイメージを一新するデザインにより、道具としてだけでなく自分のお気に入りのものを持ち使う喜びを感じてもらっていることにあるという。また、ライフスタイルになじむサイズ感により、持ち運び用として需要にも応えていること、さらに新たなユーザー層、若年層にとっての初めての電気シェーバーや、女性から男性へのプレゼントなど、新たな需要も拡大しているそうだ。
そんな中で登場する「ラムダッシュ パームイン」の新製品は、3つのラインナップで9月上旬の発売される。最大の特徴はシリーズ初の6枚刃システム。パナソニックがこれまでのシェーバー事業で培った強みを生かした3つのコア技術が駆使された6枚刃システムは、4枚の「極薄深剃り刃」と2枚の「顎下トリマー刃」で、5枚刃と比べて、カット率は約2倍に。さらに、肌にかかる圧力も約10%低減を実現しており、肌に優しく、しっかり深剃りできるようになった。また、ラムダッシュ史上最速のリニアモーター駆動を搭載。本体の素材にもこだわっており、上位機種は、アルミニウムの削り出しから生まれた「メタルエディション」。 さらに初めての全自動洗浄充電器「パームインポッド」により、洗浄・乾燥・充電が可能(ES-P690Uには同梱、ES-P680U/P650Uは別売)。また、「ワイヤレス充電台」が3機種全てに同梱されている。
周囲を意識した清潔感から、自分らしさを大切にする「自己表現」へ
発表会の後半は、クリエイティブディレクター 山﨑晴太郎氏、株式会社なかよし 代表取締役 ハヤカワ五味氏をゲストに迎え、川治氏と共にトークセッションをおこなった。
男性の美容意識についての調査では、男性が美容に使う1ヶ月あたりの金額は年々増えており、なかでも20代は最も投資額の多い月額5,000円以上となっているとのこと。この市場の広がり、とりわけ20代から30代といった若い世代で、美容やセルフケアが日常の習慣として浸透してきている背景について山﨑氏は、「ここからどんどん伸びるんじゃないですかね。リモート会議は結構大きいと思っていて。リモート会議だと、めちゃくちゃ自分の顔を見るわけですから、そうすると男性でも、ちょっと角度を探しちゃったりとか(笑)。よりよくなりたいなとか、綺麗になりたいなっていう感覚は出たんじゃないかなと思います」と、リモート画面に映る自分の姿を意識することがきっかけの1つになっていると考察。
調査では、「スキンケアをしている」と答えた男性が2023年は34%だったのに対し、2026年は42.5%と、この3年で大幅に増加をしている。日常的にスキンケアをする男性が増加していることに対してハヤカワ氏は、「20代、30代の方のお話を聞いていても、基本的にはスキンケアは、結構当たり前にするという前提で、むしろ「どうやってしてる?」 みたいなところまで話が広がるイメージがあります。美容が女性のものとか、男性のものとかなく、みんなが自分自身のために、例えばビジネス上のマナーだったり、最初の印象が良い方がいいよねっていう観点で戦略的にやられている方は増えているのかなと思います」と男女問わず美容への意識の高まりがあることを伝えた。山﨑氏は、「やっぱり、清潔感って男性の大事なポイントでだいたい上がってくるんですけど、不潔じゃないようにしよう、マイナスをゼロにしようみたいな感覚で向き合っていることが多かったと思うんです。それが最近はプラスになってるなっていう感じがしますね。自己表現というか、自分の気持ちが上がるもの、なんかちょっと頑張れるよね、みたいな感覚になっている気がします」と分析した。
周囲を意識した清潔感から、自分らしさを大切にする「自己表現」へと、意識の変化が起きているなか、「ラムダッシュ パームイン」はどうなっていくのか?と司会者に問われた川治氏は、「今までの電動シェーバーっていうのは、やっぱりおじさんっていうイメージが定着している部分があって、実際「ラムダッシュ パームイン」シリーズを出す前の電動シェーバーのメイン購入者は50代だったんです。でも男性の身だしなみ、美容意識が当たり前になってきて、トレンドの発信を若年層の方々がリードしていくということになると、これからはトータルな身だしなみをサポートするようなシェーバーとして価値を変えていく必要があるかなと思っています。そうするためには、今まで機能性能を追求していた製品開発と企画のあり方から、日常に溶け込んだりパッと握ったときにすごくな気持ちがいいとか、気分が上がるというデザインにもこだわった製品を届けていかないといけないんじゃないかと思います」と意気込みを語った。
「ラムダッシュ パームイン」の新製品についての感想を訊かれたゲストのお2人は、「場所を選ばずに置けるデザイン。女性目線で見てもいいなと思うので、ギフトにも良いと思います」(ハヤカワ氏)。「自分はデザインで選ぶことも多いので、シェーバーとして一択ですね。洗面所に置くとホテルでも自分の部屋のようになる、自分にとってギアの1つです」(山﨑氏)と語った。それを受けて川治氏は「とことん質感とデザインとミニマルさにこだわりつつ、パナソニックが今まで培ってきた性能を妥協せずにギュッと凝縮している。そういうものづくりのやり方を、この「ラムダッシュ パームイン」だけではなくて、他の「ラムダッシュ」シリーズにも、今後大きく展開していきたいと思っていますので、みなさん乞うご期待いただければと思います」と、トークセッションを締めくくった。また、その後行われた質疑応答で、今後の化粧品スキンケア事業としての展開ついて質問を受けた川治氏は、具体的にはまだ明かせないとしながらも、「時期としては、2、3年以内ぐらいと考えています。我々はパナソニックビューティという、女性男性を含めたスキンケアをやっておりますので、その知見を生かして、特に男性の肌やムダ毛とかにしっかり特化することによって、これから伸びていくであろうメンズのビューティケアをしっかり拡大していきたいな思っています」と、現時点での展望を語った。
優しく快適な剃り心地とデザインの親しみやすさ
発表会の後は、「ラムダッシュ パームイン PRO 6枚刃」のシェービング体験会も実施された。実際に使用してみると、滑らかで優しく、じつに快適な剃り心地。顎などのカーブにした部分も何度も繰り返す必要がなく剃ることができて、6枚刃による深剃りを実感することができた。手のひらサイズで持ちやすく、顔を撫でているような感じで、数分間沿っていても腕が疲れたりもしない。また、「メタルエディション」(上位2機種ES-P690U / ES-P680U)の金属ボディは、スマホを持ったときの感触を彷彿とさせるところや、親しみやすいデザインも生活の一部として馴染む要因の1つに感じられた。全自動洗浄充電器「パームインポッド」も便利で、手軽に充電しつつ清潔さが保つことができるし、持ち運びしやすい「ワイヤレス充電台」も心強い。
パナソニックが培ってきたシェーバーの技術が、手のひらサイズのボディに凝縮された「ラムダッシュ パームイン PRO 6枚刃」。深剃りなのに肌に優しい心地良さはもちろん、スタイリッシュで扱いやすいボディデザインは、日常生活にも溶け込みつつ美容への意識を定着させてくれそうだ。
「ラムダッシュ パームイン PRO 6枚刃」3種の価格は以下の通り。すべてオープン価格のため、市場想定価格(税込み)。
「ES-P690U」84,000円前後
「ES-P680U」 75,000円前後
「ES-P650U」 54,000円前後