「獣医学部に需要がない」「アベが友だちの為に行政を歪めて作った」とさんざん言われてきた、加計学園の獣医学科に定員の16.24%もの志願者が殺到していたことが明らかになり、あの不要議論は何だったのかとの声が上がっている。

3月26日の毎日新聞によれば、加計学園がこの春に開学する「岡山理科大獣医学部」の初年度入試日程が3月25日に終了。問題となっていた獣医学科の志願者が延べ2274人、なんと定員140名の16.24倍もの人気だったことが明らかになった。

この報道を受けて、菅義偉官房長官(69)も26日の定例記者会見で、同校の高倍率が、全国私立大学の45%が定員割れする中での人気であることを指摘。「やはり高いニーズがあったことが確認された。規制というものは、国民の皆さんが何を要望しているかを考えて行っていくべきものだと思った」と、獣医学部設置の意義の高さ述べた。

また、SNS上でも批判の声が相次いだ。「少なくとも、高校生側には需要があったことは証明された」「倍率を見る限り、需要はあったということ。4か条を作った総理候補は何を思うのか」「あんだけマスコミが大騒ぎして、このニュースを流さないのは偏向以外のなにものでもない」と、当初「獣医学部を作っても学生は集まらない」などとニーズがないことを報じていたマスコミに対して反発が多く上がっていた。

■獣医学部の需要を認めず?毎日新聞による誹謗中傷の過去 

だが、このニュースが公正に伝えられるかどうかには、いささか懸念が残る。というのも、1月30日には、同大学・獣医学部の一般入試の応募者が1000人を越えたことを報じた『毎日新聞』のTwitter公式アカウントが、「これでいいのか」と高倍率になることが良くないかのごときコメントを添えて、大炎上した事件があった。この時はSNSから「何が問題なんだよ?」「選んで受験してる受験生をディスってンのか?」と批判を浴びて、ツイートを撤回し、「受験生を傷つける意図はまったくありませんでしたが、誤解を受ける表現であり、お詫びします」と謝罪している。

自分たちの主張と違う結果は、たとえ民意であっても、世論であっても認めない。岡山理科大獣医学部に入学する140名の生徒たちは、そんな左派マスコミの思惑や印象操作など気にせず、自分たちの夢を叶えてもらいたいものである。