安倍晋三首相が『プライムニュース』(BSフジ)のパーティで「電波オークション」への意欲を見せて、ソーシャルメディアでは波紋が広がってり。そして、その一方でテレビ業界には震撼が走っている。 

安倍首相は3月2日、東京・虎ノ門のホテルオークラで開かれた「プライムニュースの集い」に駆けつけ、「電波、通信の大改革を行いたい」と宣言して会場をどよめかせた。そして「(競争によって)ネットや地上波が競合していく」と来るべきメディアの未来予見し、「(テレビ局は)生き抜いていけるコンテンツを提供することが求められる。あまり狭い日本だけ見ずに世界を目指してほしい」と展望を述べた。

首相動静をみれば、ホテル到着から出発まで滞在時間はわずか7分。それでも、この鶴の一声は、ネット上に拡散され「いよいよ電波オークションが実施に向けて、動き出すのか?」と盛り上がりをみせた。逆に、これまで電波使用の既得権を守ってきたテレビ業界では「アベの(テレビへの)逆襲はじまった」と戦々恐々の嘆息が漏れている。

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