いやはや、韓国の元大統領ってのは引退すると、必ずと言っていいほど、本人もしくは親族がお縄になるンだよねぇ。最悪の場合、本人が死に至っていることもあった。
李明博元大統領に出頭請求 検察、10億円超収賄疑惑 否認でも逮捕状請求の公算
http://www.sankei.com/world/news/180306/wor1803060038-n1.html
朴槿恵前大統領に懲役24年 巨額収賄罪など=韓国地裁
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2018/04/06/0800000000AJP20180406000300882.HTML
さかのぼって見てみりゃ、李承晩=亡命、朴正煕=暗殺、全斗煥=1審では死刑、高裁では無期懲役(約2年で恩赦)、盧泰愚=懲役12年(同じく恩赦)、金泳三=息子が逮捕(赦免)、金大中=息子をはじめ親族が逮捕(赦免)、廬武鉉=出頭前に自殺と続いてる。
特にオレの中では、全斗煥、盧泰愚両元大統領が、白い拘束衣だか囚人服だか知らねぇが無味乾燥な服装で、自らの判決を二人並んで直立で聴いている映像をニュースで視て「えーっ!オリンピックをやるような近代国家で、元大統領が死刑や無期懲役になるなんてぇ…で、それを放送しちゃうんだぁ。おっかねぇ」と、あっけにとられたことが、強い印象とともに記憶に残ってる。
このとき同時に韓国の闇の根深さを知り、オレにとって学ぶきっかけにもなった出来事だった。もっとも学ぶと言っても、チョコっと本を読んだ程度だがね。
もはや今では退任後の儀式というか、すでに韓国の恒例行事になってしまっていて、日本国内で無責任に聴くオレとしては「またいつものことをやってらぁ」と、さして驚きもしなくなった。そして性懲りもなく、今年になって先月は李明博元大統領に対して「在職中の収賄容疑などで(3月)14日に取り調べる方針を決め、出頭を求めた。韓国メディアが報じた」との報。
また1ヶ月経った4月6日には、すでに起訴されている朴槿恵前大統領に対して「裁判所は朴被告に懲役24年、罰金180億ウォン=約18億円=(求刑・懲役30年、罰金1185億ウォン)を言い渡した」だと報じられた。
全斗煥以降(今回もそうだが)ほとんどが不正蓄財や収賄という罪状で告発されている。結局は不正なことをやってたンだろうが、これには今でもこの国に残ってる独特な悪しき伝統による影響が根底にあるンだろうなぁと思う。一方、コリャ単なる言いがかりじゃねぇの?と思える部分もあるのも確かだ。
単純に無責任な素人考えで言えば、とりあえず「権力を握ったら前の連中がやってきたことを全力で否定して、その代り自分たちをアゲてやろう!」って魂胆も働いてるように感じる。
実はコレって日本も笑えねぇ。これといった理念もなく、とりあえず権力を握るってことだけに注力して、とったらそン時考えるってヤツ。それで民主党政権は惨憺たる失態を晒したわけだ。事業仕分けなるパフォーマンスで、それまで地道に積み上げてきた政策までも排除し日本を混乱に陥れた。
でもこれってまだまだ国民(都民?)は懲りてねぇみたいで、去年、首都東京で同じようなことが起きちまった。で、ナニをやったかっていうと百条委員会…そう、全力で前の権力者のやってきたことを否定しようとしたンだ。この度、不起訴相当っていう判断が下って、ホントに良かったなぁと思ってる。
あの時の盛り上がりっぷりったらなかったよねぇ。あのNHKまでもがワル乗りし、生中継したくらいだ。その内容といえば、言いがかりの連続でまったく見るに耐えねぇモンだった。
まぁこーなっちまうのも、マスメディアの影響がでけぇンだけどな。とにかくもうちょっと国民一人一人が冷静にならなきゃ、隣の国を笑えねぇよっ。
あばよっ!