自由党の小沢一郎代表(76)が自身のツイッターで、麻生太郎副総理(77)のある発言について強い言葉で批判した。

麻生副総理は24日、新潟県で行った講演で自民党の支持率について、支持がもっとも高いのは10代~30代であるとし、「一番新聞を読まない世代だ。新聞読まない人は、全部自民党なんだ」と、新聞社が偏向報道を行っていることを暗に批判しつつ持論を展開した。

これに反応したのが小沢代表。同日にツイッターを更新し、この発言について「『10~30代の若い世代、新聞を読まない人は全部自民党。新聞とるのに協力なんかしない方がいい』。これが副総理の発言である」と言及。「正に史上最低レベルであることは間違いない」とコメントした。

また、麻生副総理の姿勢について「『国民に考えさせない』という正に『ナチスの手口』である」と強い言葉で批判。「『こんな人達』には一刻も早く辞めてもらわないと大変なことになる」と政権交代への意思を滲ませていた。

しかし、小沢代表のこのツイートに対し、ユーザーからは「私は、安倍支持者ではありません。でも安倍政権をナチス政権と呼ぶのはやめて下さい」「ナチスを軽々しく使わないで下さい。不適切ですよ。安倍政権に抗議する事は大切ですが、ナチスを例にしないでください」「ナチスはマスコミを使って国民に「自分達は正しい」と宣伝していました。新聞読むなはナチスと真逆です」いった厳しい意見が寄せられている。

 麻生副総理は13年、都内で行われた公演で「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」と発言。強い批判を浴びていたが、今回の小沢代表のツイートはこのときの発言に掛けた批判だったのだろうか。いずれにせよ、麻生副総理を批判するためにナチスに例えたはずが、小沢代表にも多く批判が集まってしまうという、ブーメラン状態となってしまっていた。