これはバイクタクシーを任意の場所に呼び指すアプリ。使い方はUberとほぼ同じです。Googleの位置情報を基に、ライダーは乗客を探します。
料金は乗車前に提示されるので、ボッタクられる心配もありません。そもそもバイクタクシーというのは事前交渉制で、外国人は足元を見られて法外な値を要求されるのが常でした。Go-Jekはそれをなくしたのです。

島嶼はベンチャービジネスのひとつに過ぎなかったGo-Jekは、現在ではプロサッカーリーグの公式スポンサーになるほどの大企業に成長しました。市民がそれを必要とした、ということです。

ですが、問題も発生しています。現地陸運当局との摩擦が再燃し、一部自治体がGo-Jekを含むオンライン配車サービスを禁止してしまったのです。この措置が一時的なものだったとしても、再び同様の禁止令が出ないとは限りません。

また、空港や繁華街などではGo-Jekの乗り入れができないということもよくあります。そのあたりは、現地の人に状況を確認してみましょう。

・Bustiket.com

最後は長距離バスの乗車券に特化した『Bustiket.com』です。

航空路線が発達したとはいえ、インドネシアではバスはまだまだ有力な交通手段。根性のあるバックパッカーは、ジャカルタからバリへ行くのに丸1日バスの中で費やします。ですがバスは飛行機に比べたら、チケット購入の際の利便性で劣ってしまいます。オンラインで手配できるサービスが、今まで存在しませんでした。Travelokaには鉄道チケット購入のプラットフォームはありますが、バスはありません。

その煩わしさを見事に解決する手段として、Bustiket.comは急速に成長しています。

ちなみに専用アプリも配信されていますが、筆者がこの記事を執筆している2017年11月5日の時点ではAndroidのみの対応です。インドネシアの新興オンラインサービスは、審査がより厳しいiOSをひとまず避けてAndroidだけに力点を置く場合が多いようです。

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