GMOインターネットグループのGMOコインは、9月5日よりビットコイン(BTC)の取引所サービスの提供を開始したことを発表した。同社はこれまで仮想通貨の現物取引やレバレッジ取引(仮想通貨FX)のサービスを提供してきたが、今後はそれぞれを板形式で売買できるようになる。

取引所では、現物取引もレバレッジ取引も24時間取引可能となっている。現物取引では、1回の最大取引数量が2BTC、1日の最大取引数量が100BTCとなっている。レバレッジ取引は最大10倍で、1回の最大注文数量を2BTC、1日の取引数量を1000BTCとしている。

GMOインターネットはこのほかにも仮想通貨のマイニング(新規発行や取引承認に必要となる計算作業)事業に参入しているが、8月9日に発表した18年12月期第2四半期決算で、自社で行うマイニング事業に関しては赤字となったことを発表した。このため、同社は従来の自社マイニングやクラウドマイニングといったマイニング事業を推進する方針から、マイニングマシンの販売を強化する方針へと方向転換する方針を明らかにしている。