ブリュッセルを代表する教会であるサン・ミッシェル大聖堂は、歴代のベルギー国王が結婚式を挙げてきた王室御用達の大聖堂。高さ69メートルの2本の塔が印象的なゴシック様式の建物で、13世紀初頭に着工され、およそ300年をかけて15世紀に完成しました。

1200にもおよぶ美しいステンドグラスで知られ、自然光を浴びて輝く色鮮やかなステンドグラスはなんとも幻想的。オルガン演奏の瞬間に立ち会えたら、ひときわ厳かな空気が味わえます。

・アールヌーヴォー探訪

ブリュッセルは、ヨーロッパでも有数のアールヌーヴォーの町。町のあちこちに、19世紀末から20世紀前半に建てられた優雅で独創的なアールヌーヴォー建築が点在しています。

なかでもブリュッセルを代表するアールヌーヴォー建築が集まっているのが、ルイーズ広場の南に位置するオルタ美術館周辺。オルタ美術館(オルタ邸)を含む4つの建築物は、「建築家ヴィクトール・オルタのおもな都市邸宅群」として世界遺産にも登録されています。

絶対に見逃せないのが、アールヌーヴォーの父と呼ばれるヴィクトール・オルタが暮らした家を利用したオルタ美術館。芸術的ならせん階段や美しいシャンデリア、優雅な調度品など、空間まるごとアールヌーヴォーの世界観が楽しめます。

オルタ美術館の周辺には、ヴィクトール・オルタと並ぶアールヌーヴォーの建築家、ポール・アンカールが手がけた家も点在。ブリュッセルの中心部から少し離れて、世界屈指のアールヌーヴォー建築群をゆっくりと訪ね歩いてはいかがでしょうか。

・本場のベルギーワッフルに舌鼓

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