共産党の小池晃書記局長(58)がツイッターで菅義偉官房長官(69)の発言を批判したものの、ネット上からツッコミが殺到する事態になっている。
事に発端となったのは13日まで行われていたロシア・ウラジオストクでで開かれた東方経済フォーラム。そこでプーチン大統領が安倍首相に対し、前提条件なしで年内中に平和条約を締結しようと提案し、北方領土に関する交渉を先送りする考えを示したことだった。これに対し菅官房長官は13日の記者会見で「日露関係の発展を加速させたいとの強い気持ちの表れではないか」とコメントしていた。
小池議員は同日に自身のツイッターを更新。菅官房長官のコメントを報じるニュースを引用しつつ、「プーチン発言を肯定的に評価するとは。こんなことだから舐められるのだ」と批判した。
さらに小池議員は安倍首相がプーチン大統領から平和条約の締結を提案された際、何も反論しなかったのを持ち出し、「日露領土交渉史に残る大失態ではないか」と強い言葉で批判していた。
プーチン発言を肯定的に評価するとは。こんなことだから舐められるのだ。 あの眼前での「前提条件なしの平和条約締結」発言に安倍首相が即座に反論しなかったのは、日露領土交渉史に残る大失態ではないか。
— 小池晃(@koike_akira) 2018年9月13日
しかし、このツイートに対し有権者からは、「なに言ってるんですか?中小企業でも、即反論する営業マンなんていたら危うくて使い物にならないですね」「即座に反論してどうする?何の前触れもない発言であれば、持ち帰り対策を考えるのが外交じゃないの?」「では日本共産党はロシアに何か働きかけたんですか?自分たちの仕事をしてから批判してください」といった声が集まっていた。
日露の平和条約は北方領土帰属問題の解決が前提となっている。今後の話し合いがどのように進んでいくのかについては国民の注目を集めるところだが、小池議員の批判は呆れ声しか集めないようだった。