■「護衛艦いせ」特別見学レポートと、深刻な防衛費不足の話

さて先日、またもや「エフエムからつ」森田社長のお誘いで、唐津港に入港した「護衛艦いせ」の見学をしてきました。翌日に一般公開を控えての特別見学は、格納庫から操舵室、医務室と見学可能区域を一時間近く見せていただく内容でした。特に! 海上自衛隊の制服を着用して記念撮影できたのには大感激でした(笑)!

ヘリコプター搭載護衛艦、つまりは「ヘリコプター空母」として国内では2番目の大きさを誇る「いせ」ですが、法的には軍艦でも空母でもありません。それでも最大7機のヘリコプターが搭載されるという規模、格納庫の広さは勿論のこと全長200メートルという甲板の広さにも驚いてしまいます。

そして! たなびく旭日旗のなんと美しいことでしょう。「護衛艦いせ」の任務に広報活動があることはあまり知られていないようです。今回の唐津入港目的もそうですし、広く一般に公開し、自衛隊の活動を理解させることは大切なことだと思います。乗組員50名を招待して催された歓迎レセプションでは、日頃の活動に感謝を込めた交流が大いに行われたようです。

唐津市と民間による海上自衛隊への働きかけと意欲、大きな理解が今回2度目となる「護衛艦いせ」の入港を実現させました。一般公開に連れて来てもらった子供たちの中から、将来の自衛官が誕生することもきっとあるでしょう。自衛隊と我々の信頼性を築く上でも、護衛艦による積極的な広報活動は継続していただきたいですね。

自衛隊の予算、防衛費の問題は極めて深刻のようです。平成14年度から10年間下がり続けた予算は、25年度からようやく上がってきました。しかし現在の我が国を取り巻く情勢に対応できているとは考えられません。また、様々な装備は高性能化し、価格は上がる一方です。中共に至っては2018年度の国防予算を18兆4000億円としています。これは我が国の防衛費の実に3倍!の数字となります。

確かに自衛隊の練度の高さは世界中で評価されていますが、圧倒的な予算の差は今後大きな影響を及ぼしかねません。いつも言ってることですが、男女共同参画に関する予算として8兆円も必要でしょうか? 防衛費の倍増を優先すべきだと強く考えます。

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