河野太郎外相(55)がツイッターを通じ、カナダで行われた女性外相会合に関する批判に苦言を呈した。
21日に開催された同会合では世界各国の女性外相が集められており、G7各国の外相も招待されていたものの、カナダと日本以外の外相は欠席していたため、日本から参加した河野外相唯一男性外相となった形になっていた。
しかし、この出来事について一部ネットユーザーからは、「場違い」「男性なのだから欠席するべき」といった声が噴出。他の女性外相と写真を撮影したことについて、「公式招待を受けたとしても自分は当事者ではないという自覚を持つべき」といった声も見受けられた。
これらの声を受け、河野外相は27日にツイッターを更新し、批判の声を直接引用する形で「女性の外相が集まってジェンダーの話だけをするわけではない(中略)。たまたま男で参加したのは私だけだったということ。この会合は2回目だが非常に有意義だ。フェイクニュースに気をつけよう」と反論した。
さらに河野外相は「北朝鮮やミャンマー、ベネズエラといった問題を議論する場にG7の外相が招待されているのだから、当然、その場では男か女かは問題ではなく、参加している全員が外相として当事者だという意識を持っていなければならない」とコメント。自身に寄せられる声について「なんでこの会議、こんなに勝手な解釈をする人が多いのだろう?」と疑問を呈していた。
この一連のツイートに有権者からは、「そもそもジェンダーについての話し合いなら男性もいたほうがいいと思います!」「G7の外相が招待され、日本の外相である河野さんが出席したことになんの問題があるんですかね?」「招待されているのに、女性は女性だけで集まれなんて、恐ろしい差別思想だと思います」といった声が集まっていた。女性の外相が集まってジェンダーの話だけをするわけではない。北朝鮮、ミャンマー、ベネズエラなど国際情勢に関する意見交換をするためにG7各国の外相は男女を問わず招待され、たまたま男で参加したのは私だけだったということ。この会合は2回目だが非常に有意義だ。
— 河野太郎 (@konotarogomame) 2018年9月26日
フェイクニュースに気をつけよう。 https://t.co/zFam80uSEF