このあと大迫力の6Kワイドシアター(撮影不可)へ移動し、開拓史麦酒醸造所創設のドラマチックな物語を視聴します。さまざまな偶然と関わった人たちの熱い思いが重なり、日本でのビールづくりが始まっていったのだということを知ることができます。

その後、巨大なビール煮沸釜を間近に眺めつつ、2Fサッポロギャラリー&アドコレクションへ。

このフロアでは、開拓史とは何か、なぜ札幌にビール工場ができたか、日本初のビールの値段は……など、サッポロビール誕生秘話から近代日本ビール産業をけん引した「大日本麦酒」時代、そして現代にいたるまでの歴史を学ぶことができます。

といっても、決して授業のような堅苦しい内容ではありません。当時のビール1本がかけそば何杯分の値段だったのか、初めてビールを飲まれた天皇陛下のご感想はどんなものだったのか、など、親しみやすくわかりやすい内容で楽しく知識欲を満たすことができます。

ビールの原材料として欠かせないホップの実物を見て香りを嗅ぐ体験もさせてもらえました。

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