11日のビットコイン(BTC)は、68.8~74.7万円で推移した。前日の米国株式市場におけるNYダウ急落を受け、本日の日本株のほか、アジア・新興国株が揃って大幅安となるなか、BTCをはじめとする仮想通貨に対してもリスク回避的な売りが波及する格好になった。ボリンジャーバンドでは、足元でキープしていた中心線の水準から、一気に-2σ処まで下押しする格好になった。一方で、BTC70万円割れのタイミングでは拾う動きもみられており、アルトコインが揃って前日比10%超の下落を見せるなかでは、BTCの下げ幅は4%程度と限定的となっている。引き続き株・為替・債券などのリスクマネー動向が気がかりななかではあるが、人民元をはじめとした新興国通貨は対ドル・対円ともにいったん下げ止まりをみせており、BTCに関しては自律反発狙いのスタンスはキープしておきたいところ。